骨董,骨董品,アンティーク

骨董品の鑑定と贋作

骨董というとどうしても「こち亀」の大原部長や「国民的な人気アニメ」の主人公のお父さんが思い浮かびます。おふたりの共通点は「骨董が趣味」という点です。また、お約束でおふたりのコレクションが贋作ということが多いです。骨董はその商品を見極める目が必要なので(目利き)どうしても敷居の高い世界です。ご存知でしょうか「福岡歴史の街 骨董村」というテーマパークがあることを。村内は博多町屋を再現した江戸風の長屋が立ち並ぶ昔懐かしい景色で、陶器や掛け軸、インテリアまで、骨董品と名の付くものなら何でも揃う凄まじい品揃えも要チェック! フランス・パリではクリニアンクールと呼ばれる世界最大級のアンティーク蚤の市が開催されているそうです。その規模は想像を絶するそうで、一日では回りきれないほどの品揃えを誇っているとか。その蚤の市を日本で再現しようとして2005年にオープンしたのが「福岡歴史の街 骨董村」ということです。江戸時代にタイムスリップしたかのような町並みを再現し、そこで陶器や掛け軸など骨董と呼ばれそうなものを幅広く品揃えしたお店が立ち並んでいます。鑑定もしてもらえるそうなので、一度自慢の骨董を持ち込んでみてはいかがでしょうか。

骨董品とアンティーク

骨董品とは古美術や希少価値のある古い道具のことを指します。西洋の骨董品をアンティークと呼ぶ人もいます。この骨董品・アンティークと『開運!なんでも鑑定団(テレビ東京系)』は切っても切れない関係にあるでしょう。この『開運!なんでも鑑定団』を観て骨董の世界を知った人も多いと思います。この番組では世間一般の人が持つ(自称)「お宝」を古美術やアンティークの専門家が鑑定して価格を出します。出演者が高価だと思って持参した骨董品が安価であったり、司会者が安物だと思っていた骨董品のようなものが高価な鑑定を受けたり、といった意外性で人気番組となっています。一方、鑑定士のもつ知識や薀蓄(うんちく)を聞くこともでき、世間に知られていなかった芸術品が発掘されたこともあります。鑑定額が10億円を超えたこともあるが「鑑定不能」という結果になったこともあります。司会の島田伸介さんも言ったことですが、ごく普通の家から目の飛び出るような骨董が出ることはまずないようです。

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骨董の世界を舞台にした漫画

骨董の世界を舞台にしたマンガがあります。代表的な漫画として「Y姫(あきひ)・ゼロ THE MAN OF THE CREATION・ギャラリーフェイク」が上げられるでしょう。Y姫(あきひ)は佐伯かよの原作のマンガで、高校生なのにもかかわらず銀座で画廊を経営し、しかも美術商にも一目置かれる絵画の真贋を判定する能力持っているという瀬名生Y姫が主人公です。しかも、贋作を描かせても超一流の腕を持つというところが少女漫画の範疇を逸脱しています。次のTHE MAN OF THE CREATIONは原作が愛英史、絵を里見桂が担当する漫画です。主人公は神の手を持つといわれ「ゼロ」と呼ばれる男で、作者の心理状態をなぞることによりオリジナルと区別ができない贋作を作ってしまうストーリが秀逸です。また、この愛英史は「アストロ球団」の原作を別名で書いています。最後のギャラリーフェイクは細野不二彦による贋作・レプリカを専門に扱うアートギャラリーを舞台にしたストーリです。骨董品を探すのもいいですけど、たまにはマンガも読んでみたらいかがですか?

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